運を支配する 桜井章一 藤田晋

 運も実力のうちといわれるが、果たしてどうなのか。よく言われる話で、宝くじも買わなきゃ当たらないというのがある。もっともな話だ。かと思ったら道を歩いていたら、建材が落ちてきてなくなるなんて不運もある。多分コントロールできる運とどうしようもない運が世の中には共存しているのだと思う。
 
 
 
 全てがコントロール不能な運により動いているかというとそうではないのだろう。くじ引きで決められるのが人生ならば、誰も努力などしないでしょう。この本を読んだあと、藤田さんの本をもう一冊読んだのだが、この人は信じられないくらい努力をされている。また、ビートたけしさんの会社の社長さんの話を最近ポッドキャストで聞いたのだが、たけしさんも飲んだ後に台本書いたりと人の見えないところで努力をされているようだ。「エジソンが1%の才能と99%の努力といったが、1%の才能の方が成功などの要因にとって比率はでかい。しかし、我々が出来るのは努力くらいしかないのではないか」ということをたけしさんがおっしゃられたという話もされていた。
 
 
 
 この本で印象に残ったのは、「水を張った洗面器に顔をつけて最初に顔を出したヤツが負ける」という話だった。うーんこれは株でいうとどういうことなのだろうか。株には色々戦略があります。そして、様々な戦略を採りながら上手くマーケットを乗りこなす人もいれば、全然乗りこなせない僕のような人間も存在するわけです。そうすると、上手く乗りこなせない身としては、上手く乗りこなせるようになりたい。そう思うわけです。
 
 
 
 最近ではブログなどで上手く行っている人の持っている銘柄を見たりも出来るので、それを見てコピーする人もいるでしょう。それで上手く行くなら何てことないです。上手く行く方にどんどん乗り換えて成果を出す人もいます。しかしたいていの人は上手くいきません。コピー先とは全く違った成績になるかも知れません。
 
 
 
 顔をつける前に戦略などを決め、決めたからには我慢して勝負するというのが、今のところの僕の理解です。その間にも学ぶことなどは出来ます。戦略も必要ならば変更しなければいけません。しかし、周りを見回し良さそうだからと何も考えずにどんどん戦略を変えていくと結局、実入りが少なくなるのではないでしょうか。私も儲からないからところころと戦略を変えるのでなく、じっくりと勝負するようにする。しかし、走りながらも学び続け、新しい考えを試すことを怠らないようにすべきだと考えさせられました。
 
 
 
 あと顔をつけ続けるという言葉には継続するということも含まれてそうです。なんてことを考えながらこの本を読んだのですが、非常に読みやすい文章ですが、考えさせられるところが多々あり、非常に役に立ちました。