運用哲学2015

 以前まとめたのですが、今回の下落で考えた部分や、いろいろ調べていて気付いた部分もあったので追加したいと思います。

 

 今回は少し下落するとちょっと前から思っていて、キャッシュポジションを作っていたのですが、下落してみると、とんでもない資産価格の下落に見舞われました7割の株式ポジションというのは、みんなが混乱するような下落局面では普段100%の株式ポジションを持っている時にくらう以上の損失をもたらすということが分かりました。

 

 下げると見込まれる局面で株を買って持っているというのは、長期投資では当たり前のことですが、かなりの損失を食らう場面もあるということが前提条件となり、それをあまり気にしないということが最も重要なことになります。長期投資のグル、ウォーレンバフェットなんかは、50%株価が下落しても気にせず、どちらかというと難平買いを入れるという行動ができます。しかし多くの人は、持ち堪えることができず、底で投げ、株式投資なんて糞くらえみたいな感じになります。

 

 いうならば、長期投資においてはボラティリティは耐えるべき敵となります。恐ろしきボラティリティ

 

 ブルームバーグで遡れる日経平均株価の最も古い値は1970年のものとなります。その値から日経平均株価の年率のリターンとリスクを算出すると、リターンは8%、標準偏差は26%となります。同期間のS&P500だと、リターンは9%、標準偏差は16%です。この二つから考えると以下のことが言えます。米国株ボラティリティが低く、リターンが高い。つまり、日本株よりも長期投資に向いているということです。

 

 ボラティリティが低いということは、どんどんと下がっていくような局面を耐えるという場面が少ないと言えます。逆に言うと、日本株ボラティリティがかなり高く、継続的に保有するのはかなりしんどいと言えます。この値を見ると、株式を長期保有するというのは米国ではあり得る運用法ですが、ボラが高い日本に向いているとは言いにくい運用法なのかもしれません。

 

 では日本向きの運用方法とは何でしょう?ボラティリティをうまく使う運用法ではないでしょうか?短期トレードとそれよりもう少し足の長いトレードが考えられます。これが普通の株式投資の考え方でしょうか?

 

 短期トレード(デイトレード、短期スイング)の収益源は、アスクビッド、ボラティリティと言えます。長期投資の収益源は国家の成長力、もしくは企業の成長力です。その間の取引となると、ボラティリティと企業の成長力が収益の源泉となります。長期投資は困難であるということがわかりつつある今、ボラティリティを自分の運用の味方するような取引を行っていく必要があるように思います。

 

 ポートフォリオにダウンサイドに備えるポジションを加えることも選択肢に加えなければならない条件の一つです。ボックスを形成し始めた相場において、ボックスの上限でダウンサイドに備えるポジションを持つ必要があると感じられます。そこでインバース系のETFを今後は使うことを選択肢に付け加えます。うまく使いこなすと良い武器となるでしょう。

 

 あと、銘柄調査を行った後にしっかりと、その銘柄群をまとめて買い準備をしておく必要があります。今回の下落では現金をちょっと準備しておいたので、それを使って新たな銘柄を何銘柄か買おうと思ったのですが、調査不足と指値を下に置き過ぎたせいで買えなかったというのがありました。良いと思っていた銘柄は何個かあったのですが、いったん調査した後のフォローができていなかったというのもイマイチ買えなかった大きな要因です。まぁ今回の急落では全く追加の買いが入れられませんでしたが、買いを急ぐ必要もないように感じられるので、今のうちに調査して買いたい銘柄を絞り込むとともに、売るべき銘柄もしっかりと考えて、現金比率を増やしたいと思っています。

 

 運用方針まで話を持っていきたかったのですが、話が長くなってきたので、一旦、切ります。