隗より始めよ

今後はいろいろ考え始めます。

株主優待のつなぎ売りに関してまとめ

f:id:mazarimono:20180327180800j:plain これまでできなかった手法の一つに優待のつなぎ売りがありました。証券外務員は信用取引ができないのです。理由は特に明確にされていませんが、このせいで証券外務員は下がると思ってもショートもできず、ただただデルタ1のポジションを資産として保有するしかありませんでした。今ではインバースetfなんかが使えますが、いってしまうとそれくらいしかヘッジ手法がありません。先物売ったらという話になるかもしれませんが、先物オプションの取引も禁止されています。


もくじ


株主優待をみる

 各社で色々と株主優待を探すサイトがあると思いますが、私の場合はSBI証券のみを使っているので、そのサイトを使って優待を探し始めました。SBI証券株主優待検索サイトはログインしないと使えません。楽天証券の場合、検索サイトはログインしなくても使えます。楽天証券のサイトはなかなか見やすくてよいです。

 3月末の優待は本当にたくさんあり、色々と目移りしました。お米や食事券などが欲しいと思っていたので、一般信用の塩梅を見てみました。すると一般信用の貸し出しは終了していました。うむ。

 私が優待を探し始めたのは22日木曜日で、26日と27日に注文を出そうかと思っていたのですが、そんな怠けたことを言っていたら駄目なようで、もっと早くに注文を出さなければいけなかったようです。

  • レッスン1: 一般信用を使って人気の優待をとるために早く動き始める

 というわけで次に、人気の乗り物券を物色してみました。具体的にはANAJALJR西日本などです。私鉄もやってみたいなと思ったのですが、私鉄は株数による取得条件が複雑すぎて分からなかったので、9月までにしっかりと研究しようということで避けました。

 次はクオカード、図書券などですが、こちらも一般信用で余っているところが少なく、まぁ取れるところで頑張るかということで少しだけ取りました。フリューだけ制度信用で出したのですが、ちょっと売り長になっていて逆日歩が付かないか心配です(セーフでした)。

制度信用と一般信用の違い

 制度信用と一般信用の違いが判らないという人も多いかもしれません。

 制度信用というのは日証金という機関に、持っていない株を売りたい場合は株を借りる、持っていないお金でレバレッジをかけたい場合、お金を借りるというものです。

 一般信用というのは株やお金を証券会社自身から借りる手法です。

 どちらが良いかというのはなかなか難しいところですが、一般的に制度信用の方がコストは安くなっています。しかし、売りに関していうと一般信用の場合、追加コストがいらないというメリットがあります。

 上の表にも書いていますが制度信用で売る場合、逆日歩というのがかかる場合があります。ちょっと詳しくこの点に触れてみると、制度信用の買い残高が売り残高よりも多い場合、日証金が足りない株数だけ株を探しに行かなくてはならなくなります。そうして株をかき集めるのが大変な場合、逆日歩なんてものがかかるようになります。そうしてつなぎ売りが当たり前になってきている昨今、制度信用を使って売って売り残高が買い残高を大幅に上回る場合、逆日歩がものすごい金額かかってしまうようになります。下の記事なんかは5年前の話ですが、恐ろしい話です。

kabumatome.doorblog.jp

 そんな悲劇があったため、コストは短期で3.9%と高かろうがこれを使って優待をとろうということになります。

 でも案外、今回の制度信用の動向を見ているとみんな一般信用でやっているので、制度信用の売り残高が急増するなんてことはちょっと減っていそうです。

 今回の動向を見ていてもそれほど大きな逆日歩がついているところは、下に日証金のデータを示しましたがあまりないようです。

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 ETFを除くと、逆日歩が付いたトップ3はユアサ・フナショク(8006)1株=182.4円、次がカネ美食品(2669)1株=163.2円、ナガワ(9663)1株=110.4円となりました。今回は30日が最終権利付き日で4月2日が翌取引日なので3日分の逆日歩が付くこととなります。この辺の説明はもうちょっと後に作るかもしれません。

 ユアサ・フナショクの優待は飲食宿泊代割引券(20%オフ)、カネ美食品はセレクトグルメ便(3000円から)、ナガワはクオカード(3,000円、8,000円)でした。きつめの逆日歩ですが、これらのマニアックな銘柄を狙われる方は結構分散して投資されていると思うので、他の銘柄でカバーできる感じではないでしょうか。

  • レッスン2:一般信用を使う人が増えているので、制度信用を組み込みを多くしてもよいかもしれない。

売り銘柄の配当とかはどうなるのか?

 ウェブ上で見ていると簡単に優待取れるという言葉が乗っていますが、配当はどのように扱われるのでしょうか?

 SBIの優待のサイトを見ていると、以下のような文章が掲載されていました。

配当金(現物と信用)受払いの差額
権利付き最終日の大引け時点でつなぎ売りをしている場合、現物については税金が差し引かれた配当金(配当金の約80%)を受取り、一般信用売り建玉については配当落ち調整(配当金の100%)金をお支払いいただきます。したがいまして、配当金の約20%の差額をお客さまにご負担いただくことになります。

※現物株式の配当金は、源泉税(20.315%)が差し引かれた金額で支払われます。

※一般信用売り取引の場合は、配当落ち調整金として配当金の100%をお支払いいただきます。

※権利付き最終売買日と権利落ち日をまたいで信用売建玉がある場合、権利落ち日に予想配当金相当額(予定配当調整金)をあらかじめ委託保証金現金から拘束させていただき、配当金が確定後に拘束金から支払いを行います。信用売建玉に対する支払予定配当金相当額合計(予定配当調整金合計)は、「口座管理」>「信用建余力」>「建余力・追加保証金」の「増担保・配当調整金」に表示させていただいております。

 これを読んでいると一般信用の売りでは、とりあえず配当金とみられる額の全額が資金より差し引かれること、一方で配当金としてもらえるのは税金がかかるので約80%しかもらえないことがわかります。配当の20%分はどうなるのでしょうか・・・???これを読む限りわかりません。

 安心してください。ググってみるとカブドットコム証券のサイトにわかりやすい解説がありました。それを見てみましょう。

ツナギ売り(現物保有+信用売建)を行った場合、配当金の支払いはどのようになりますか。

優待取りなどによる権利日をまたいだツナギ売りの場合の配当金は下記となります。

現物株式保有分 → 源泉税20.315%差し引かれた状態で受け取ります。
信用取引売り建て分→ 一般信用の場合、配当落調整金として100%支払
制度信用の場合、配当落ち調整金として84.685%支払

例)10,000円の配当金だった場合
現物株式保有分 → 10,000円(配当金)-2,031円(源泉税)=7,969円(受取額)
信用取引売り建て分→ 一般信用の場合、10,000円全額支払い
制度信用の場合、8,469円支払い(84.685%)

配当金を株式数比例配分方式で受け取られている場合には、つなぎ売りをすると、受取額7,969円-支払額10,000円(一般信用の場合)=2,031円の支払いが後日請求されます。
配当金の受取方法が株式数比例配分方式ではない場合には、配当落ち調整金の全額が後日請求されます。(配当金は別途指定の方法でお受け取りいただけます。)

なお、 配当金にかかる源泉税(20.315%)につきましては、確定申告することで譲渡損(配当落調整金の支払を含む)と
損益通算することができます。
また特定口座(源泉徴収あり+配当受入あり)かつ配当金の自動受取(株式比例配分方式)を選択されている場合、
現物株式の配当金と特定口座の譲渡損(配当調整金の支払いを含む)は自動的に損益通算され、
現物株式の配当金にかかる税金が翌年1月に還付されます。

 これを読んでいる限り、特定口座かつ、配当金の自動受け取りを選択していると自動的に損益通算され現物株式にかかる税金が翌年1月に還付されるとあります。とりあえず、これを読む限り自動的に調整されるようです。来年の1月にこれを思い出して行われているのかどうか見ておかないといけません。証券会社ごとに違いがあることはなさそうですが、一応その辺も気をつけた方が良いかもしれません。

  • レッスン3: 取引手数料と貸株料で優待が取れるが、信用売りで余計に払った税金が返ってくるのはちょっと先になる。

一般信用のメリット

 一般信用は3.9%と貸株の手数料が高いだけのように思えます。しかし、そのほかのメリットとして制度信用では借りにくい銘柄が借りれるというメリットもあるようです。また、証券会社によって借りれる銘柄が多いところも下の表に示したようにあるようです。

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 SBIと楽天はログインしないと一般信用の銘柄が見られませんでしたが、楽天も現在口座作成中のため近く調べられると思います。これを見るとカブコムが圧倒的に多くの銘柄の在庫を持っていることがわかります。三菱系なので関係会社の持ち合い株などを使えたりするのでしょうか?カブコムも口座を作らないといけませんね。

  • レッスン4:カブコム証券にも口座を作るべし

 取引は一か所の取引所に纏めたいところですが、残念ながらそうもいかないようです。

信用売りの注意点

 信用売りの難しいところは、株式分割などがある場合です。

 なんか私もちゃんとわかっていないのですが、信用売りをやっている場合、100株売ると100株の権利を持っているだけになるそうです。そうして1対2の分割があって、次の日に200株になっても100株の権利しか持ってないから、なんか作業をしないといけなかったりするみたいです。で、なんかややこしかったりするはずですが、一般信用とかどうなっているのか制度信用のところでもどんなシステムになっているのか、ちょっと調べてみないといけない。あと、信用の入札とか対応してくれるのかなぁ。わかりまてん。

まとめ

 以上のように一度目の優待取引からいろいろな学びを得ました。レッスンをまとめると

  • レッスン1: 一般信用を使って人気の優待をとるために早く動き始める
  • レッスン2: 一般信用を使う人が増えているので、制度信用を組み込みを多くしてもよいかもしれない。
  • レッスン3:  取引手数料と貸株料で優待が取れるが、信用売りで余計に払った税金が返ってくるのはちょっと先になる。
  • レッスン4: カブコム証券にも口座を作るべし
  • レッスン5: 株式分割なんかにおける信用取引に関して調べる

ということになりました。勿論3月がぶっちぎりで多いのですが、他の月も多く実施されているので、まぁ色々と試していきたいと思います。レッスン5に関してはここのページに書き加えておきたい。