隗より始めよ

今後はいろいろ考え始めます。

機械 vs クォーツの流れってどうだったのか?

前回のブログで調べたいと記した機械式時計に関して調べてみました。


もくじ


クォーツを最初に製品化したセイコーに詳細があった!

まずは下のページを読んでいただきたい。

museum.seiko.co.jp

これを読むと大体どのような流れだったかがわかります。

大まかな流れまとめ

クォーツの腕時計をスイスの会社と日本の会社が開発を争っていて、日本の会社が最初に販売しました。その後、時計の製造を色々なところがやり始めて、競争激化、価格も下落しました。クォーツ化への流れに乗れなかったスイス、アメリカのメーカーは敗北し、数が減ったということです。

ここで驚きなのは米国も時計の生産で有名だったっぽいことですね。米国の時計ブランドといえばブライトリングという印象ですがそれ以外にもたくさんあったのでしょうか。この記事によると日本のメーカーがアメリカのメーカーを買ったようですから、何らかの遺伝子が日本の時計メーカーに植え込まれているかもしれません。

スイスは通貨高、原材料高から1970年には1600社あった時計企業が1980年中ごろには600社まで減少するという状況になってしまったようです。

この一因にはスイスの時計産業の組織のまずさもあったようです。中小企業が集まり協同組合的に適当に部品などが作られていたとのこと。このころの日本は合理的だったようです。セイコーのページから引用してみます。

少数の日本メーカーが、クオーツ、メカ、その価格帯を問わず、合理的な量産による生産システムと集中したマーケティング戦略によって市場を拡大してきたこと、ドルに対して円は安定していたものの、スイスフランが高騰していた事も、痛手でした。

というわけで合理化、マーケティングの鬼である日本企業は強かったということなのでしょうか?現在の外国人CEOに頼って立て直してもらっている日本企業の姿からは考えられませんが、凄かったようです。あと、週末の日経新聞を読んでいると昔は立て直しも日本人がやっていたようで、昔の日本は凄かったのだなぁと思うとともにどうしてこうなった・・・とも思わずにいられません。

James Bondセイコーをはめていた

最近オメガの時計がボンドさんの時計であることは知っていましたが、色々な記事によると、初期はロレックス、最近はオメガ、そしてなんと真ん中の期間はセイコーだったことが分かりました。1977-1985年までがセイコーだった期間のようです。いやーボンドがセイコーはめていたなんてすごいですねー。

citrus-net.jp

スイス時計産業界に救世主登場

そんなスイス時計産業界に救世主が現れました。その名はニコラス・ハイエクさんです。この方はスイス再保険で働いた後、独立して自分のコンサルティング会社を運営しておられ、そのうちスイスの銀行からスイスの時計業界についての相談が持ち込まれたようです。彼は先ほど触れたスイス時計産業の共同組織的運営をリストラクチャリングします。ハイエクさんはパーツの標準化と作業の自動化を進めました。そして行われていたR&Dやマーケティングも変えます。

Nicolas Hayek - Wikipedia

http://www.swatchgroup.com/en/group_profile/history

で、ここの流れは分かりにくいのですが、1983年にスウォッチが発売されます。スウォッチの腕時計は5,000円くらいで色々なモデルがあり、かつ、そのモデルが売られるのは短期間であるというものでした。この時計が日本メーカーなどからシェアを奪い返し、同時にスイスの時計産業の救世主ともなったようです。

そしてハイエクさんはブランドの重なりがないか、選択と集中で各ブランドの違いを明確にし、モデル数を絞りました。

なんとも見事に非効率化していた組織を再組織化し、そして復活させたのです。その後の展開は新興国の台頭から嗜好品として時計が好まれるようになりというもののようです。

そして現在は?

そして現在はソーラー+電波時計という電池すら変えなくてよさそうな組み合わせの腕時計が出ていますが、機械式時計が衰退するような流れにはなっておらず、ラグジュアリー品として腕時計は重宝されています。私の知っている人も半袖の季節になるとブレスレット的な感じで時計をつけるといっていました。時計という機能ではなく、その美しさなどが評価されているということでしょう。

わたしとしましてはソーラー電波時計なら安いのですぐ買えるし便利だなぁなんて思っています。

AI時代にこの話は拡張できるのか?

この話を取り上げてみたのは人間 vs 機械が注目される現在にも拡張できるかと思ったからです。もちろん、今回は機械が強い方です。

しかし、現時点ではあまり類似性はないのかなぁと思ったりしています。というか、AIというのはどちらかというとこれまでの手作りを超効率化させるというような流れで、どちらかと言うと職人の方に良い流れなのかもしれないと思います。

例えば、機械式時計の部品が摩耗して動きがおかしくなるようなところを多くのシミュレーションでそれをなくしてオーバーホールの必要をなくすとか出来るのかななんて思いましたが、想像の域をでません。

自分の考え

こういう手工品というのは結局は自分の趣味というところに落ち着くものですね。つまり、工芸品が好きであるとか、効率性が好きであるとかなんというか、自分の主張をチラッと覗かせる部分なのでしょう。それをアピールしながら、それをきれいに見せる。例えば最近知ったのですが、スティーブ・ジョブズの愛した時計としてセイコーのシャリオが有名で、再販されたそうです。画像を幾つかチェックしてみましたが、時計をはめている画像がないので真偽の程は分かりませんが、まぁ、嘘なことはないでしょう。

ジョブズはシンプルなきれいなデザインが好きだったので、まぁそうでもおかしくないだろうなという感じを受けます。

まぁそんな感じで、自分のちょっとした思考なんかを時計に反映するというのはとても面白いですね。そして自分はどうかというと、私もシンプルが好きで、面倒なものよりも便利なものが好きです。そう考えると、購入するべきはまずはソーラー電波時計なのかなぁと結論付けました。がしゃがしゃプログラミングを行う人が、金のブレスの時計なんてしていたら、マックのアルミに金が削られてしまいそうです。そんなことをしなくなった時に、そういう時計を買えればよいなぁということで、まずはソーラー電波の腕時計を買ってみますw。