隗より始めよ

今後はいろいろ考え始めます。

問題は公的債務だ!

こんにちは。Blockchain勉強会in Kyoto向けの資料で、債務に関して調べたら面白かったのでつらつらと書いてみます。


もくじ


アルゼンチン、トルコ

ここ最近、米国の金利上昇により新興諸国の財政状態の悪い国がちょっと混乱し始めていることが取り沙汰されています。

2013年頃はフラジャイル・ファイブなんていわれていましたが、その中からトルコがピックアップされ、そしてその圏外というか、まぁずっと財政悪い国代表のアルゼンチンが満を持して登場してきました。

gendai.ismedia.jp

アルゼンチンに関してはずっと財政状況悪いのですが、100年債とかも出ていたりして、投信とかに入っていないか心配です。トルコに関しては、大分前にエネルギー回廊とか、欧州と中東をつなぐハブとして重要な国とか言って、挙ってトルコリラ債が売られていました。高金利なのでもしかしたら保有されている可能性もあるので、口座をチェックしたほうが良いかもしれません。

アルゼンチンは4月の後半に政策金利を40%に引上げ、5月8日にはIMFに資金援助を申し入れました。まぁアルゼンチンにポジションを持っている一般投資家は少ないでしょう?

jp.reuters.com

トルコに関しては少しいるかもしれません。トルコに関して知識はないのですが、上の記事によると以下の感じなようです。

トルコは一応エルドアン政権で落ち着きを見せてきたが、権力をエルドアン大統領が持ちすぎ、中央銀行による金融政策の自由度が低くなっているようです。エルドアン政権はインフレを低下させ、通貨安を克服しながら、景気刺激のため金利を下げる方策を行いたいという、ちょっとそれは無理ですな・・・という政策を掲げておられるようで、そりゃ誰でもそう思いますなぁという感想しかもてません。

トルコの問題は大きな経常赤字のようです。

新興諸国に対する逆風の原因は、ドル高、原油高、金利高にまとまるようです。つまり、ドル建ての債務が多いところはいつもどおりな展開です。その債務の話は以下の記事にあるのですが、トルコは今年のドル建て債務の償還分の9割しかドルを持っていないとかで、いやーこれはまずいわという感じになっているようです。隣国のシリアでの戦争はどうなのかと思いますが、長友佑都選手が所属するガラタサライが優勝したとかやっているので、思いの外安全なのかもしれません。

www.nikkei.com

あと新興国では選挙が多いことから不安定な面もあるのかもしれません。

www.quick.co.jp

大きい国たちの債務に関して

小さいお友達の問題は、金利が上がった際によく見られる姿で、短期的に市場に影響を与えると思われますが、長期的な方向にはあまり影響を与えません。何というか、それほど問題が大きくないからです。

注意すべきは大きな国に関してどうなっているかです。これに関しては最近IMFも指摘しているので気にかけたほうが良いでしょう。

IMFのブログを見ていると、債務の拡大に注意しよう。景気が良いのに景気刺激策を打つのは止めて、債務の縮小を目指しましょうみたいなことがいわれています。4月のFiscal MonitorでもSaving for a Rainy Dayというタイトルで色々と書かれています。

GDPの債務比率というのもありまして、それは以下のような感じになっています。一応見通しでは先進国は下がるみたいな感じで示されていますが、下を見ると現在債務の拡大は止まっているものの減っているようには見えませんね。ブログでは米国の財政の拡大の問題点も指摘されています。景気良いのに財政拡大するとこっぴどいことが起きるんでないかみたいな。米国の見通しはまぁ減らんやろうという感じです。日本は赤字が縮小するというような予想になっていますが、難しいでしょうね。

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日本の場合は構造的な問題すぎて・・・

日本の場合はこの債務の拡大が高齢化とセットになりすぎていて、つらいですよねー。しかも借金は現時点で先進国トップ(金額でなく、対GDP比率ですが)。したに財務省にあった日本の国家予算構成のチャートを貼ったのですが、社会保障費がどんどん大きくなっていっているという感じで、高齢化の重荷が・・・という感じでどうにもなりませんなぁという話は以前、人口ピラミッドと組み合わせてやりましたし、最近の新聞でも20年後には、社会保障費が今の倍以上の金額になるとのことが報じられていました。多分、予想よりも拡大するでしょうから、恐ろしい話です。

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www.nikkei.com

mazarimono.hatenadiary.jp

これらから何が言えるでしょうか?一つは巷でよく言われるように、リーマンショックの債務は未だに生き続けているということです。リーマンショックの債務は民間及び銀行にありましたが、現時点では政府にあります。サムゼルもリーマン・ショック後は低金利にそれが隠れてしまって資産を安く買うチャンスがなかったと言っています。

どうつながるの?

ここまで読んでBlockchainとどうつながるのかという疑問が浮かんでくるかもしれません。しかし、ここからつなげるのが妄想家。というわけで、続きはまた今度。